世界音痴 穂村弘 表紙
世界音痴 穂村弘 表紙
かもめ書店

世界音痴

穂村弘

消費税込みで 600 残り2点

歌人の書いた本なのに、出てくるのは菓子パンと青汁と回転寿司である。けれど各エッセイの末尾には必ず短歌が一首置かれていて、情けない日常がそこで不意に別の景色に変わる。穂村弘さんの第一エッセイ集を、散文と短歌の二段構えで読む本として棚から差し出します。読み終えて、自分の中の音痴がすこしだけ許せる感じになる一冊。眠れない夜の枕元に、そっと。

出版社からの情報


末期的日本国に生きる歌人、穂村弘(独身、39歳、ひとりっこ、親と同居、総務課長代理)。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼり食い、ネットで昔の恋人の名前を検索し、飲み会や社員旅行で緊張しつつ、青汁とサプリメントと自己啓発本で「素敵な人」を目指す日々。<今の私は、人間が自分かわいさを極限まで突き詰めるとどうなるのか、自分自身を使って人体実験をしているようなものだと思う。本書はその報告書である>世界と「自然」に触れあえない現代人の姿を赤裸々かつ自虐的に描く、爆笑そして落涙の告白的エッセイ。