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ふと、思い立って剣山。

青空の下、剣山の稜線の木道を歩く登山者たち
目次

前回のちょっと松山旅から、しばらく。今回はふと思い立って、山へ向かいました。

さて、題名を見たとおり、今回の目的地は徳島の剣山!
いきなりの山です。
東京では人波に揉まれながら生活をしているので、常に緑と静けさが恋しいです。最近は特に山登りに挑戦したい気持ちが大きく、東京でも高尾山に登りたいなと思い、じわじわと登山装備を集めている途中でした。

香川に向かうためのパッキング中、
ふと、山に登るかも?
と思い、それっぽいウェアと、サングラスをキャリーケースに忍ばせておいた。

山登りは突然に

香川に着き、仕事を終えて帰宅。
お風呂に入って、ドライヤーで髪を乾かす。
ブオーンと機械の音だけが耳に入ってきて、この時間は大体ぼけっと考え事をする、、、

「山、登るか。」

以前川遊びに行った時に、近くに初心者でも登りやすい山があることを知った。それが剣山だ。いつかは行きたいなと思っていたけれど、そうと決まったらすぐ準備。登山用でもなんでもないリュックにタオルや着替え、日焼け止め、カメラ、必要なものを詰め込んでいく。
調べてみると、登山口から一番近い駐車場は前日から埋まる可能性があるらしい。急がないと、、

ガソリンを満タンにし、夜1時に出発!
山道を含め2時間半、初登山にして徹夜で挑む。
完全に勢いです、、

命のコンビニ

運転を開始して約1時間、山道に入る前の最後のコンビニに寄る。
時間が経つにつれて街灯が少なくなって行くので、コンビニの明かりはすごく安心する。

満腹すぎても、空腹すぎても怖いなと思い、 栄養食とおにぎりをゲット。 飲み物も多めに持って行くことに
満腹すぎても、空腹すぎても怖いなと思い、
栄養食とおにぎりをゲット。
飲み物も多めに持って行くことに

町のコンビニを後にすると、あとは山道を安全に運転するのみ。
暗闇の中をハイビームで進んでいくと、びっくりして駆けてくうさぎや、じっとこちらを見る鹿を照らした。

第一駐車場到着

ジグザグな山道を登っていくと今夜の目的地、第一駐車場に到着!
ゆっくりカメラの準備などをしているとヘッドライトをつけた人たちがちらほら登山口に吸い込まれて行く。
ライトがないと朝日は見れないよな、、と少し準備不足を痛感、、

駐車場の周辺は街灯が明るく、どうしても光が入ってしまう、、 三脚は無いので車のルーフに置いて星の撮影!
駐車場の周辺は街灯が明るく、どうしても光が入ってしまう、、
三脚は無いので車のルーフに置いて星の撮影!

出会い

夢中で星を撮っていると知らぬ間に1時間以上が経っていて、前を通る人の量も少しづつ増えてきた。
私もそろそろ、、と思い準備を始めたが、一つ懸念点がある。
一人で初登山という超初心者な状態なので、5時前の薄暗い状態で登っても大丈夫なのか分からない。
誰かに聞いたら教えてくれるかな?と思っていると、丁度フロントガラス越しに登山案内を見ている人が目に入って、服装も玄人そうだしな、と思い「あのう、、」と声をかけたら気さくな人で、「全然登れるよ!」と教えてくれた。
一人なのも、慣れていないのも心配してくれて、なんと一緒に登ってもらえることに!
とってもありがたい。
一緒に来ている方が他に二人いるみたいなので、4人で剣山に登ることに。

いざ剣山!アタック開始

5時、登山開始!

ロープウェイもあったのですが(8時から)、気合の徒歩を選択 登山口で記念写真を撮って、強い気持ちで一歩目を踏み出した。
ロープウェイもあったのですが(8時から)、気合の徒歩を選択
登山口で記念写真を撮って、強い気持ちで一歩目を踏み出した。

何も知らない0の状態で一緒に山に登る。
今後こんなことないと思うから、どんな時間が生まれるのか楽しみ

朝日を見るには遅いスタートだが 夜明けのグラデーションとシルエットが美しい
朝日を見るには遅いスタートだが
夜明けのグラデーションとシルエットが美しい
15分も歩けばもうしんどい、、 最初から背中を追いかけることに
15分も歩けばもうしんどい、、
最初から背中を追いかけることに
たまにあるトンネルや橋でテンションが上がるので 蓄積していく疲れを誤魔化していく
たまにあるトンネルや橋でテンションが上がるので
蓄積していく疲れを誤魔化していく
視界に入ってくる景色に足止めされる。 疲れていないか確認してくれる心遣いが嬉しい。
視界に入ってくる景色に足止めされる。
疲れていないか確認してくれる心遣いが嬉しい。
まだまだ序盤だがこの景色
まだまだ序盤だがこの景色
まだリフト降り場にも辿り着いていないけど 頑張ったからこそ見れる登山道の鳥居
まだリフト降り場にも辿り着いていないけど
頑張ったからこそ見れる登山道の鳥居

ここが山頂()

朝日を山頂で見たかったけど 充分すぎる、最高
朝日を山頂で見たかったけど
充分すぎる、最高
同じ気持ちを共有できる人がここに
同じ気持ちを共有できる人がここに
このためにカメラ担いでるよね
このためにカメラ担いでるよね

撮りたい気持ちを諦めきれずに、中判フィルム、35mmフィルム、デジタル一眼、コンパクトフィルムの4台を持っていった結果、序盤で力尽きそうになった。そんな私を見かねてリュックを持ってくれた一人に、感謝してもしきれない。

青々とした緑からしか得られないエネルギーがある
青々とした緑からしか得られないエネルギーがある
太陽が徐々に高度を上げ、振り返るたび違う表情を生む
太陽が徐々に高度を上げ、振り返るたび違う表情を生む
照らされる一本木が神々しい ツンと張り詰めた朝の空気と、太陽の温かさが溶け合う
照らされる一本木が神々しい
ツンと張り詰めた朝の空気と、太陽の温かさが溶け合う
ここに惹かれる理由は 『個性豊かな仲間たち』感がするからだろうか
ここに惹かれる理由は
『個性豊かな仲間たち』感がするからだろうか
宣誓の手
宣誓の手

一緒に登ってくれている三人は福岡の古民家でシェアハウスをしているらしい。各々立ち止まったり、先に少し進んだり、遠慮せずに好きなように行動している雰囲気が心地よくて、私はずっと最後尾でのびのび写真を撮った。

目に焼き付ける時間が自然とできる 「今」と「記憶」両方大事に
目に焼き付ける時間が自然とできる
「今」と「記憶」両方大事に
剣山・次郎笈の登山記録

劔山本宮宝蔵石神社

ここを登れば劔山本宮宝蔵石神社があり、 頂上がもうすぐ、そこ。
ここを登れば劔山本宮宝蔵石神社があり、
頂上がもうすぐ、そこ。
剣山・次郎笈の登山記録
編み笠と神社前で撮影
編み笠と神社前で撮影

直前に調べた天気予報は曇り。後から知ったけど、非常にガスに巻かれやすい山らしく(霧や雲が出ること)、神社の方に「運がいいね!」と言われた。
もう少し歳を重ねてから趣味にしようと思っていたけれど、せっかくだし記念に欲しいなと思い、初めて御朱印を購入。阿波踊りが描かれていて華やか!

いよいよ山頂(本当)

登山口から1時間半 やっと山頂のテラスに続く階段へ
登山口から1時間半
やっと山頂のテラスに続く階段へ

山頂の景色を一足先に見て、はしゃぐ三人を見て足が軽やかになってきた。

まるで天空。
まるで天空。
山頂東テラスへ
山頂東テラスへ

テラスの一番先端に着くと、「今」を楽しみすぎてこのカメラでシャッターを切ることを忘れていた。そんな時間があるのもいい。
自分で決めて、自分で叶える。
当たり前のことかもしれないけど、そんな自分でいたい。

向かって右側には西テラスもある
向かって右側には西テラスもある
葉の表面の水滴が光る。 いきてる
葉の表面の水滴が光る。
いきてる
山頂らしい山頂 標高の表記を見て、改めて達成感を味わう
山頂らしい山頂
標高の表記を見て、改めて達成感を味わう

サプライズ珈琲

一旦目的は達成したので少し休憩することに。
軽食を食べようとしたら、何やらリュックをガサゴソ、、
マキネッタが出てきた時に、目にハイライトが!
私の「登山をしたい」は「登山をしたい(山で珈琲が飲みたい)」という意味でもあり、思わぬところで叶う形に。
珈琲に使う分のお水も、諸々の道具も荷物に含まれていたのに何も言わずにもてなしてくれる優しさに脱帽。
ミルも使わせてもらった。

寒いわけではないけど なぜか暖を取ってしまう
寒いわけではないけど
なぜか暖を取ってしまう
五感を満たす至高のひととき
五感を満たす至高のひととき
前を通る人にも珈琲をお裾分けしていた。 山は心に余裕をくれるような気がする
前を通る人にも珈琲をお裾分けしていた。
山は心に余裕をくれるような気がする

せっかくなら次郎笈

四国で最も美しいと称される剣山から次郎笈の稜線。
行きたいなと思いつつ、初心者向けといわれる剣山に圧倒され、フォトスポットで写真に納め、このまま下山する気持ち8割。
だがしかし、「どうしよう」と言いつつ三人のつま先はすでに次郎笈に向いていた。
「せっかくなら行こう」と言われ、残りの行きたい気持ちの2割に身を任せてみることに。

下ってから、向こうに見える山頂を目指す
下ってから、向こうに見える山頂を目指す
笹原の中を歩いて行くが 横は深い谷
笹原の中を歩いて行くが
横は深い谷
じわじわ近づいてきた
じわじわ近づいてきた
矢印みたいな雲
矢印みたいな雲
山頂を目で捉えたら あとはもう前進あるのみ
山頂を目で捉えたら
あとはもう前進あるのみ
剣山・次郎笈の登山記録

本日2回目の山頂!
満身創痍でこれ以上ない達成感。
次の登山を具体的に考えられないが、きっと癖になる。
それぐらい特別な体験をした。

私もできるなら寝転びたかった
私もできるなら寝転びたかった

三人の山登りのテーマは、「愛、感謝、調和」らしい。
実践できていただろうか、与えてもらってばかりな気がしてしまう。
点と点で繋がりつつも、お互いが引っ張り合うことなく、それぞれの波長に合わせるような、なだらかな関係性がいつの間にかできていたように感じる。
こんな気持ちは今だけだろうか、緩衝材のように在りたい。

名残惜しい下山

午後に近づくにつれて雲が多くなってきた 勇ましい剣山を前に下山していく
午後に近づくにつれて雲が多くなってきた
勇ましい剣山を前に下山していく
緑に飲み込まれそうだ
緑に飲み込まれそうだ
剣山・次郎笈の登山記録
どこかにはあると思っていたが 帰りに見つけた湧水
どこかにはあると思っていたが
帰りに見つけた湧水
剣山・次郎笈の登山記録
お座りしてる犬っぽい岩
お座りしてる犬っぽい岩
少し休憩して、また先を急ぐ。
少し休憩して、また先を急ぐ。
帰り道はお世話になります。
帰り道はお世話になります。
剣山・次郎笈の登山記録
高低差が伝わるだろうか ロープウェイに乗っていても時間が長く感じたので 上りは相当頑張ったねと褒めてあげたい。
高低差が伝わるだろうか
ロープウェイに乗っていても時間が長く感じたので
上りは相当頑張ったねと褒めてあげたい。
剣山・次郎笈の登山記録

コンフォートゾーンのその先へ

濃い時間を過ごしたけれど、まだ午前11時。
この後の予定も同行させていただくことになったのでまだまだ続きます。
ではまた、